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いつもお世話になっているand CURRYゆきなさんと文通（往復書簡）をすることにしました。業務的なやり取りはLINEでパパッとできちゃう世の中ですが、たまにはゆっくりお手紙も。農園長が書いたり、妻が書いたり。お店のこと、野菜のこと、家族のこと、普段感じていること… 遠距離だからこそゆっくり時間をとって書こうと思います。

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ゆきなさんからのお手紙は、こちら。
https://www.andcurry.com/posts/55233621

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ゆきなさん、こんばんは。お返事ありがとうございます。

畑では秋冬の準備が着々と進んでいます。こちらも楽しみなのですが、阪神百貨店でのカレーの話しを聞くと、すでに夏のお野菜が恋しいです（こないだまで秋のお野菜が待ち遠しいとか言っていたのに、何というわがまま、笑）。お野菜ひとつとっても、去年とはまた違うアプローチがあるのですね。面白い！細く薄く切るなす、麻婆茄子なんかにも良さそうですね。とろっと美味しそう。

夏を少し振り返ると、雨不足の影響もあると思いますが本当に尋常じゃない暑さで、やっとやっと秋が来てくれた！という気持ちです。今年は夏のお野菜も、いつもより早めに終了となりました。なす、ピーマン、トマトあたりは35℃前後が活動できる限界温度で、それ以上の温度が続くと高温障害といって様々な症状が発生してしまいます。その影響ですね。うちでは島とうがらしをいつも数株育てていますが、３割ほど木が枯れてしまいました。沖縄のとうがらしで暑さには強いはずですが、こんなことは初めてです。
年々厳しくなる暑さ、そして異常気象、いつまでこの場所で畑ができるかなぁなんて、ふと考えてしまいます。

夏を惜しむ、ということでもうひとネタ。今年ひとつ達成できていないことがありまして。それは「鱧」を食べるということ。夏に絶対１回は食べたい鱧。習慣というか思い出の味というか、真夏のめちゃくちゃ暑い時期に、鱧と玉ねぎたっぷりの鱧鍋を食すというのが実家の恒例。そうそう、淡路島までそれを食べに行くなんていう夏休みもありました。今年はまだ食べれていない… そして季節が変わってゆく… 
ゆきなさんにはそんな季節の思い出の味、この季節にはこれ！みたいなものありますか？

みんなが「帰れる場所」。なるほど～。確かに、近くにそんなお店があったら嬉しいですね。「食べたくなる」のはもちろん、そこに行くと知った顔がありほっとしたり、ちょっと話しができたり。まさに安心感＝帰れる場所、ですね。去年and CURRYのみんなで来てくださったあのときに感じた「お母さん的存在」のゆきなさんは、そんな場所を切り盛りしてるからだったのかも知れません。

農園もそんな場所になったらいいなぁと願いつつ、今回はこの辺りで。

朝晩肌寒い日もありますので、ご自愛くださいね。